アビリンピック

アビリンピックという言葉を聞いたことがありますでしょうか?オリンピック、パラリンピックは馴染みのある言葉かと思いますがアビリンピックというものもあります。今回はその紹介をできたらと思います。

アビリンピックの名前

大会の正式な名称は「全国障害者技能競技大会」ですが、親しみやすいものとするため、愛称として「アビリンピック」と呼ばれています。「アビリンピック」(ABILYMPICS)は、「アビリティ」(ABILITY・能力)と「オリンピック」(OLYMPICS)を合わせたものです。

目的

アビリンピックは、障害のある方々が、日頃培った技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々に障害のある方々に対する理解と認識を深めてもらい、その雇用の促進を図ることを目的として開催されています。

大会の沿革

第1回大会は、昭和47年11月に、「全国障害者技能競技大会」の名称で、当時の雇用促進事業団中央技能開発センター(現在の当機構ポリテクセンター千葉)において開催されました。

第1回大会から第9回大会までは毎年度開催されてきましたが、昭和56年度に日本(東京)で第1回国際アビリンピックが開催されて以降は、原則として国際アビリンピックが開催される年度を除き、開催することとなっています。

国際アビリンピック

第1回国際アビリンピックは、国連で定めた「国際障害者年」である1981年(昭和56年)に、東京で開催されました。以降、概ね4年ごとに開催され、日本は第9回国際アビリンピックまでに500人の職業技能競技選手等を派遣しています。第10回国際アビリンピックの開催は、ロシア連邦モスクワ市において2021年(令和3年)5月26日から5月30日までの期間で開催されることになっています。

参考